千曲市倉科地区のセツブンソウ(節分草)群生地

　今年(H24)は前日(3/28)に雪が降ったりして、気温が低い日が多く開花が遅れたようです。花も少ないような気がして、管理をされているおじさんに聞いたのですが、やはり今年は少ないようです。
　見に行った日(3/29)は丁度見頃をむかえていたようで、小さな花がきれいに咲いていました。おじさん曰く、「この時間帯(正午から２時頃)が丁度いい時間帯だ」といわれてました。群生地は西向きの斜面にあり、午前中は日が射さず、午後３時過ぎになると杉の林に日が隠れて日影になってしまいます。ですので、見に行くのは正午頃から午後２時頃までが適しています。
　千曲市内には「倉科地区」と「戸倉地区」に群生地があり、「倉科地区」では毎年３月中旬～３月下旬に開花します。「戸倉地区」の群落が長野県で最大級の広さで、倉科地区の群生地も規模は大きいです。柵で囲った範囲は、戸倉より大きいです。
　環境省・長野県ともに「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されています。「倉科の自然を守る会」の皆さんが年間を通して周辺整備の活動をしているそうです。ですので、保護活動にご協力をお願いいたします。
※千曲市の市花にあんず（杏）とともに制定されています。
※平成18年９月、千曲市の天然記念物に指定されました。
注意：節分草は大変貴重な植物で採取禁止です。抜き取り・持ち帰りはしないで下さい。
　　　どの植物でもそうですが、とるのは写真だけにしておきましょう。